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梅乃宿とは04 日本酒を造り伝える幸せ

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酒を造るということは、日本の文化を継承するということ。
酒文化の伝道する梅乃宿のポリシーをご紹介します。

梅乃宿を支える女性たち
Vol.10 《売れない理由》を探すのではなく、《買いたい》を創り出すのが、私の営業スタイル。

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東京営業所 風味 千賀子

大学で国際社会のコミュニケーションを学び、カナダに1年間留学しました。梅乃宿との出会いは、帰国後に通訳のアルバイトをしていた時。オーストラリアからのお客さまの通訳をして、当時の社長(現会長)と社員の距離が近い会社として印象に残りました。
卒業後は故郷の奈良に帰って就職したいと思っていたので、就職活動が始まると真っ先に梅乃宿の説明会に参加しました。通訳で訪れた時の記憶がくっきりと脳裏に残り、この人たちと一緒なら頑張れると考えたのがその理由でした。蔵人には向いていないと言われながらも内定をいただき、研修を終えた直後に東京営業所へ配属になりました。
東京営業所では、北海道、東北、新潟、茨城の営業を担当しています。入社した年の10月までは先輩に同行して仕事を覚えましたが、以来一人で各地方に出向き、酒販店の方々と相談しながらその土地の文化に合った梅乃宿のお酒のアピール方法を考えています。担当エリアが広く、場所によって食文化もまったく異なるため、この仕事に就いて5年を経過した現在も毎日が勉強です。しかし、自分の中で、酒販店や消費者の皆さんに梅乃宿のファンになってもらいたいという思いがあるため、まず私自身を覚えていただくことから始め、連絡を密に取りながら信頼関係を築くことに力を入れています。酒販店や飲食店は自営業の方が多く、皆さんがそれぞれに個性的でさまざまな視点をお持ちです。出張先で新しい考え方やアイデアにハッとすることも多く、皆さんから多くの刺激をいただいています。
売りたいお酒を売ることが酒販店の仕事であるなら、私の仕事はその売りたいお酒の中に梅乃宿の商品を入れてもらうこと。担当するエリアはいずれも地酒が強く一筋縄ではいかないこともありますが、《売れない理由》を探すのではなく、《買いたい》を創り出すのが私流です。該当エリアで他の日本酒蔵がやっていないことを見つけ出し、いち早く販売戦略につなげられるようにアンテナを張り巡らしています。地元のお酒の前に出ようとするのではなく、「県外酒と言えば、梅乃宿」というスタンスをつくりあげることができたら最高ですね。
梅乃宿のお酒はいわゆる日本酒マニア向けのお酒ではなく、誰とでも気軽に一緒に飲める、ポピュラーなお酒です。だからこそお酒が主役になるのではなく、料理や会話を主役にした楽しい時間の中に、その主役を盛り上げる名脇役として梅乃宿が存在することが理想なんです。蔵人はそのお酒をおいしくするために日々努力を重ねているため、私は営業として蔵との間で情報を共有し、それを酒販店の皆さんに伝えていくことが使命なのだと思っています。
地方の消費者の方には梅乃宿のリキュールを知らない人も多く、出張に行くたびに日本の広さを感じています。キャリアを重ねるうちに、梅乃宿を知っている人はもちろん、知らない人に届けることの大切さもわかってきました。さらに最近は、梅乃宿のお酒と競合するのは他の蔵のお酒ではなく、嗜好品すべてなのではないかという考えも持つようになりました。営業を務めているとどうしても業界の中だけに目が向きがちですが、既成概念を取り払って広い視野でお酒を捉え、物事の本質を見極めることで、新しいアイデアや戦略を生み出していきたいと考えています。
さまざまな地方の多くの人に「梅乃宿があって良かった」と言っていただけるように、私の挑戦はこれからが本番です。

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